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2020年09月18日(金) 「アサギマダラを呼ぶ」プロジェクト

同窓会伊勢志摩支部では、故郷の海を愛する会と協力し、母校の近藤真琴記念碑近辺にフジバカマの花を咲かせ、 アサギマダラを呼ぼうと計画しています。

私たちがアサギマダラを知るきっかけかけとなったのは、数年前に「故郷の海を愛する会」が企画したイベントで神島を訪ねた時です。この小さな蝶が夏を過ごした中部の高山から、秋の訪れと共に南下する。その一部が渥美半島から伊良子水道を越え神島に飛来、鳥羽、和歌山へ、そしてさらに南へ。沖縄、台湾、終には香港まで飛んで行った記録があることを知りました。驚異の飛翔アサギマダラの神秘なんと夢のある事か、ロマンを駆り立てられました。

アサギマダラ (Parantica sita niphonica)はタテハチョウ科マダラチョウ亜科に属し、前羽が4~6センチほどの大きさで、羽を広げると10センチ前後になります。黒と褐色の模様と、ステンドグラスの如き透けるような薄い浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様の羽を持っています。胸にも特徴ある斑模様があり、これが名前の由来です。

 

今年の商船学科の卒業式は9月29日です。丁度この時期アサギマダラが麓に降り南下し始め南の島を目指す。

卒業生も母校を巣立ち大海原に飛翔する。そんな蝶を近藤真琴記念碑近辺に呼びたいと計画しています。

沖縄では、蝶は魂を運んでくる魂の化身と言われています。記念碑の側に同窓生の慰霊碑があります。

私たちの同窓生は全国に散らばっています。

北から南から何時かその魂をこの蝶が母校に運んでくれそうな気がします。

 

昨年3月、30株の藤袴を譲り受け100株に増やしました。

試験的に植えた花畑に延べ54頭(蝶は頭と数える)が飛来しました。

先週、百周年記念館前に写真のようにフジバカマの鉢を移動させました。

同窓生、母校関係者、学生諸君、楽しみにしていてください。

同窓会伊勢志摩支部長 三井健次(85期)